医療職、とくに理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・看護師の世界では、
- 転職したいけど求人が少ない
- 面接まで辿り着かない
- ミスマッチで後悔した
など、「転職につまずく人」が実はとても多いです。
その理由は単純ではなく、
筆者が実際に転職活動で味わった経験 と
医療業界の市場構造の分析 を重ねることで、
共通点がはっきり見えるようになりました。
この記事では、医療職が転職活動で失敗しやすい理由を
“筆者の体験談” × “市場分析” × “体系的な知識” に基づいて整理しています。
読み終えるころには、自分がどこでつまずきやすいのかが明確になります。
■ 理由①:病院の求人は“想像以上に少ない”
まず押さえておきたい事実があります。
🔵 医療職の求人数は多いように見えて、病院の求人は本当に少ない。
特に地方では…
- 総合病院そのものが少ない
- PT/OTの人員が固定化して枠が空かない
- 公募が出ない年もある
- 非公開求人が多く、表に出てこない
求人サイトを見て「病院、全然ないじゃん」と感じるのは当然です。
❌ この構造を知らずに動くと…
- そもそも希望した転職先が見つからない
- 焦って条件の悪い職場に決めてしまう
こうして転職の失敗が始まります。
実はこうした「地方では病院求人が少ない」「枠が動かない」という状況は、
個人の努力や能力の問題ではなく、医療業界全体の構造によって生まれています。
地方で理学療法士が転職に悩みやすい理由や、
「なぜ選択肢が限られて見えるのか」をもう少し構造的に知りたい方は、
こちらの記事で詳しく整理しています。
■ 理由②:資格や経験があっても“採用枠がなければどうにもならない”
多くの医療者が誤解しがちなのがこちら。
「資格さえあれば転職に有利になるはず」
筆者自身、同じ誤解をしていました。
しかし現実は…
🔵 採用は“能力”よりも“採用枠の有無”で決まる。
- 心臓リハビリテーション指導士
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 急性期・回復期の経験
これらがあっても、病院に枠がなければ面接すら進まない。
筆者も病院に直接売り込みましたが、
「今は増員の予定がありません」
と言われ続けました。
❌ この構造を知らないと…
- 不採用=自分の価値が低いと勘違いする
- 転職活動の途中で心が折れる
という心理的ダメージに繋がります。
■ 理由③:エージェントを“万能ツール”だと思ってしまう
エージェントは便利ですが、
正しい使い方を知らないと不利になることもあります。
筆者自身、両方を経験しました。
🔵 エージェントのメリット
- 希望する転職先の情報収集をしてくれる
- 面接日程や条件交渉を任せられる
- 初めての転職でも色々と相談に乗ってくれる
しかしその一方で…
🔵 見落とされがちなデメリット
① 担当者が頻繁に変わることがある
② 病院側がエージェント経由を嫌う
→エージェントの報酬を病院側が支払うため
③ 希望と違う転職先を勧めてくる
筆者が経験したケースでは、
👉 面接が決まっていた病院が、エージェント経由という理由でキャンセル
という事態もありました。
これは医療業界では珍しいことではありません。
■ 理由④:家庭・生活とのバランスを軽視する
医療職は「働き方の影響が家庭に直結する」職種です。
筆者自身も、結婚・引っ越しをきっかけに、
- 長距離通勤の精神的疲労
- すれ違う生活リズム
- 家庭を大切にしたいのにできない
という現実に直面しました。
🔵 ライフステージを無視した転職は、ほぼ確実に失敗する
- 子育て
- 介護
- パートナーの働き方
- 生活圏の移動距離
これらを考慮しないと
働き方が続かず、転職を繰り返す結果になります。
■ 理由⑤:自分の価値観・優先順位が整理されていない
医療職が最もつまずく理由はこれです。
🔵「自分が何を大切にしたいか」を整理しないまま転職してしまう
例えば…
- 給料?
- 家庭?
- 専門性?
- ライフワークバランス?
- 通勤時間?
- 職場の雰囲気?
これらの優先順位が曖昧なまま転職すると、
❌「こんなはずじゃなかった」
❌「前の職場のほうが良かった」
という後悔につながります。
ここまで読んでいただくと、
「転職がうまくいかない理由」は個人の問題ではなく、
かなりの部分が“構造”と“前提のズレ”によって起きていることが分かります。
では、
・なぜ地方ほど悩みが深くなりやすいのか
・なぜ努力しても報われにくい状況が生まれるのか
・その中で、どんな選択肢が現実的なのか
こうした全体像を整理したのが、次の記事です👇
■【まとめ】医療職が転職につまずく本当の理由5つ
🔵 医療職が転職で失敗しやすい理由
- 病院の求人は“市場構造として極端に少ない”
- 資格よりも“採用枠”の有無が決定的に重要
- エージェントを誤った使い方で不利になることがある
- 家庭・生活とのバランスを軽視してしまう
- 自己理解が浅く、優先順位が整理されていない
これらを理解しておくだけで、
転職の失敗率は大幅に減ります。
🔵【次のステップ】自分の“選択肢”を把握するところから始める
- 病院へ行くべきか
- 在宅に進むべきか
- 専門性を伸ばすべきか
- どんな働き方が合っているか
これを可視化することが転職成功の第一歩です。
👉 次に読むべき記事
→ PTが転職エージェントを使うメリット・デメリット|最適な活用方法まで解説


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